『彼女は自分自身の考えで、また出来事に対する自分の反応によって、
自分自身を悩ませていたのです。

少し落ち着いて考えてみれば、あなたを苦しめているのは常に
あなた自身の考え方であることがわかるでしょう。
他人が何を言おうと、あなたを悩ませたり苦しめたりする力は無いのです。
ただ、あなたが自分の内なる力を彼らに渡して、
「あの人には私を悩ませる力がある」と心の中でつぶやくので、
あなたが悩まされたり苦しめられたりするのです。

神こそがあなたの雇用者であり、
上司であり、調整者であり、問題解決者です。
私がこの秘書に次のような精神的処方を規則正しく利用するように勧めました。

「神の愛が働いているときの
私を支配します。私は他人について意見しません。私は人を裁きません。
ですから、私は悩むことも　悩まされることもありません。
神の平和と調和が私と私のすること全てを支配します。
すべての心配が完全に鎮められていきます。　と言うのは、
私は神のために働いており、神の平和が私の心を満たすからです。

神の自信と喜びが常に私を包んでいます。
会社で働いている人は、すべて神の子であり神の娘です。そしてどの人も
この会社の平和と調和と繁栄、成功に貢献しているのです。
神の愛が我が社の戸口から入ってきます。
そして神の愛が会社の人みんなの頭と心を支配します。
そして神の愛が我が社の戸口から出て行きます。
神は私の上司であり、支配者であり、ガイドであり、カウンセラーであり、
私はこれ以外のものを認めません。

私は神の光に照らされで静かに平和に歩みます。
私は笑い、私は歌い、私は喜びます。
神は私の人生に奇跡を起こします」

彼女は毎朝仕事に行く前と毎晩眠りにつく前に、この祈りを繰り返しました。そして短い間に、
自分の周囲の人たちの否定的な暗示を一切受け付けない免疫を作り上げました。

誰かが嫌なこと言ったり、不機嫌だったり、皮肉だったりしたとき
彼女は静かに心の中で
「私はあなたのなかの神様にご挨拶します。
神はあなたを通じて考え、話し、行動してくれるのです」と言うようにしました。

彼女は何者にも煩わされずに、何者にも妨げられず、何者にも動かされませんでした。
彼女は自分自身の内に神を見い出したので、それで充分でした。

私はこの女性の為の結婚式を司式すると言いう喜びを持ちました(博士は牧師さんでもあります)。
彼女は自分が働いている会社の社長と結婚したのです。その社長が私にこう言いました。
「彼女は私の会社の女子社員全員の中で、最も輝いていてまるで天使のようです。」

正しい祈り方を知ることによって彼女は素晴らしい配慮を受け取ったのです。
これはあなたにとっても同じことになるでしょう。


記憶してください。

あなたを除いてあなたを妨害することのできる者はいないのです。
あなたを妨害するのは、常にあなた自身の心の動きです。
あなたを悩ますのは他の人の言う事でも、他の人のやることでもありません。
それは、あなた自身が他人の言うことややることに「どう反応するか」、
またそれを「どう考えるか」ということによって決まるのです。』

博士は誰か自分を悩ませる相手がいる時は
「私は〇〇さんを神に向かって解放します。
　あなたが神と共にいますように」と　言って手放すことによってこそ
奇跡が起きると話しています。

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