火の聖杯を掲げる人物。
裸は包み隠すことなく素直。
聖杯から放たれる黄金の蛇。
彼女の後ろには後光のさした龍。
エネルギーに溢れるカードです。

彼女は、観念や制限を持っている自分でコントロールすることをやめ、
その手綱を緩めています。その姿は、
より大いなるもの（本来の自分）に、自分自身をあけ渡している姿。
それにより、制限によって体験していた苦しみという幻想は過ぎ去り、
本来の要素が発揮され、最もすばらしいことが起きようとしています。

「他力本願」って言葉がありますね。数年前に毎月の勉強会で扱う
資料のため調べたことがあるのですが、仏教における他力本願の「他力」は
仏・菩薩・聖者の持つ優れた能力のことで、浄土真宗では
「他」＝阿弥陀仏如来、「力」＝如来の本願力(はたらき)なのだそう。
さらに如来の元になったतथागत(tathāgata　タタ－ガタ)は、「真如(tathā　タタ－)から来るもの、
真如へと去っていくもの」という意味で・・・阿弥陀如来やアミダーバの意味を調べると・・・
とすでに長いので端折って
で、私は思ったのデス。　
他力本願ってまさにこのカードにピッタリ♡(あくまで私の解釈ですよ)
端折ったのをまとめると、こんな意味なのです。
「無限の光である、あるがままの状態に委ねてこそ、ことが成る」

おめでとうございます。このカードは私にとって、
トート78枚中、ベスト5に入る素晴らしいカードなのですよ。

このカードを引いたあなたへのメッセージ

今は（自我＝観念や制限を持っている）自分で
状況や他人をコントロールすべき時ではありません。
最善のことは、本来のあなたが知っています。
委ねてみましょう。あなたの内面に　
「私にどうしてほしいですか？」
「どうすればこの状況（と関わる人たちに）愛をもたらせることができますか？」などと
聞きましょう。　

本質に委ねてこそ、最善のことが起こります。

「ここに神聖な陶酔、すなわち忘我がある。」アレイスター・クロウリー

このページはここから引いたカードの解説です。

～この「ブログでタロット」の解説は、トートタロットに
時にA Course in Miraclesの考えを私なりに合わせて
ネット向けに書いているメッセージです。
元々の当時の意味はアレイスター・クロウリーの
「トートの書」をご覧ください～